
北杜ガストロノミーツーリズムとは
北杜市の風土を
五感で感じる
新たな食の体験
風土とは、広義にその土地特有の環境や文化を示す言葉。ガストロノミーツーリズムとは、風土が生んだ素材・習慣・伝統などによって育まれた食を楽しみ、土地の文化に触れることを目的としたツーリズムです。
私たちがご案内するのは、雄大な八ヶ岳山麓が育む食材・習慣・伝統・芸術を感じるサステナブルな旅「北杜ガストロノミーツーリズム」。
そこには、この地域に暮らす人々との出会いがあります。体験するのは、農や酒造り、養殖、芸術、文化など。1日の終わりには、さまざまな体験と収穫した作物などを落とし込む「北杜ガストロノミー」をディナーとして戴きます。見て、触れて、口にする。八ヶ岳のサステナブルな文化を、胃袋から感じるツーリズムをご堪能ください。


五感で巡る北杜市の風土
視
東に茅ヶ岳、西に南アルプス連峰、南は世界遺産の富士山と、北に北杜のシンボルである八ヶ岳。四方に連なる山々が美しい景観を造り上げます。5つの日本百名山がそびえる「山岳景観日本一」を冠した日本有数の山岳景観を、時間や季節の移ろいと共に、視覚を通してお愉しみください。

聴
耳を澄まさずとも聞こえる鳥のさえずり。清らかに流れる水が、心整う音色を奏でます。多様な動植物を育む森や渾々と湧く名水が、当たり前のようにある場所。訪れるたびに違う音色を奏でる杜が、北杜にあります。

嗅
深い緑が広がる杜で澄んだ空気を吸い込めば、身も心もふわりとほぐれ出す。樹木の香りに癒され、美味しい食の香りを吸い込んで、心地良く残る香りの記憶を、日々の暮らしに連れ帰ってみませんか?

触
降り注いだ雨雪が大地に染み込み、およそ20年かけて地中の花崗岩層をくぐり抜る。やがて山々に磨かれた清らかな水に生き物が集まり、豊かな生態系を造り上げます。多くの生命の源で、五感を潤す時間をお過ごしください。

味
豊かな資源を食事というカタチで表現する料理人。さまざまな生産者と出会いながら、この地の食文化を胃袋をとおして感じてもらうことで、美味しさが生む感動と、忘れがたい愛おしい時間を届けたいと思います。

ガストロノミーを
彩る案内人
食に関する
案内人

1972年創業の「川魚みやま」は、山に囲まれた北杜市にある、小さな養魚場です。
古くから地域の飲み水として使用されている安全で清らかな湧水。その水で育つ鱒(ます)やイワナは、川魚特有の臭みが全くなく、程よく身が締まって脂の乗った逸品です。ガストロノミーツーリズムでは、水と魚の体験と提供を担っております。

南アルプスの麓にある農場、ROOSTERでは、現在約600羽の鶏を飼育し、日々平飼いたまごを生産しています。
この地域の人々が生活するのと同じように、フリーレンジエッグ(放し飼いの卵)により伸び伸びと育てています。ガストロノミーツーリズムでは卵拾い体験、食としての卵提供の役割を担っています。

クレイジーファームの畑があるのは、北杜市小淵沢町、八ヶ岳南麓の中山間地域です。目の前には南アルプスの美しい稜線。山々から流れる川がミネラル豊富な水を畑に運び、自然の恵みと旨みがたっぷり詰まった野菜を育てます。ガストロノミーツーリズムでは、北杜で育つ野菜の味わい深さについて、皆さまにお伝えする役割を担っております。

創業1750年。約300年に及ぶ歴史の中、水の豊かな白州町で手間と時間を惜しまずに丁寧につくられてきた七賢の日本酒。『地元白州の水を体現できる酒』を掲げ、南西に位置する甲斐駒ヶ岳の伏流水で日本酒を醸す唯一の酒蔵です。ガストロノミーツーリズムでは、水をルーツとした酒と醸造の歴史を皆様にお伝えする役割を担っております。
風土・文化に
関する案内人

北杜市明野町に拠点を置くcamino natural Lab.。『香りと食と森を繋ぐ』をコンセプトに、100年後に想いを馳せた香りの森づくりを行っています。ガストロノミーツーリズムでは北杜の杜ができるまでの物語と、これからの未来を描くフィールドワーク体験、野草茶・植物香水のオリジナルブレンドを提供する役割を担っております。

「滝で癒される」「滝の魅力を発信する」をテーマに北杜市の滝に人々をお迎えする滝ガール。ガストロノミーツーリズムでは、北杜市の美しい滝を巡り、北杜の豊かな水資源を感じて頂きます。滝の鑑賞方法、地域の暮らしを支えてきた歴史、関連性などをお伝えする役割を担っております。

2003年より北杜市長坂町にて開館。日本画家平山郁夫による絵画作品と平山夫妻が収集したシルクロードの美術品約9,000点を所蔵する地域を代表する美術館です。ガストロノミーツーリズムでは、かつて、絹の道(シルクロード)と呼ばれたこの地域と芸術の繋がり、ガストロノミーツーリズムの終着点となるディナー会場としての役割を担っております。

日本文化を取り入れた暮らしの仕組みを提案すべく、2007年に北杜市へ移住。人が暮らすことでその場の自然環境・生態系がより豊かになる、パーマカルチャーデザインを実践しています。ガストロノミーツーリズムでは、自らがデザインする北杜地域の暮らしをお伝えする役割を担っております。